２．好意を抱くきっかけ

相手を好きになる要因って、ご存知でしょうか？
「ラブストーリーは突然に！」と言われていますが、要因なくして好意は生まれません。

恋愛心理学では、恋心が生まれる理由として、１．相手の要因、２．自分の要因、３．行動の要因、４．環境の要因　に分類される、次の①～⑧の心理的要因があるとされています。

相手の要因

①　相手の特性

　自分の好みの性格なのか、身体的な魅力があるのか、など、相手の特徴によるもの。

②　相手の行動特徴

　相手の言動が、自分を高く評価してくれたり、関心を示してくれたりしていること。

自分の要因

③　自己の特性

　自己評価や、自尊心が恋愛に与える影響。
　これらが高いほど高嶺の花に恋に落ち、低いほど恋愛下手が多い。

④　自己の心理状態

　自分の気分や、生理的な興奮が恋愛に与える影響。
　アルコールなどで気分が高揚すると、恋に落ちやすい。

行動の要因

⑤　相互的特性

　性格や行動、趣味や好みが似ているかなどの特徴。

⑥　相互作用

　共同作業や、頻繁に会うなど相互的に作用することによる要因。

環境の要因

⑦　社会的要因

　思春期になれば恋をするなどの文化的・社会的な考えに基づくもの。
　周りの友人が恋をすれば、自分も同調行動をしてしまう。

⑧　環境的要因

　吊橋効果や、夜景効果など、環境が与える要因。
　コロナ禍で精神的な拠り所を求めて結婚するのもこれが要因。